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エネカリとトモシエを徹底比較!ソーラーカーポートはどちらがお得?月額・売電収入・15年総額で検証

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ソーラーカーポートを検討するとき、気になりやすいのは導入時の負担よりも「結局トータルでいくらかかるのか」という点です。月額だけを見ると安く見えるプランでも、売電収入や電気代削減まで含めると印象が変わることがあります。そこで今回は、トモシエとエネカリを初期費用、月額負担、売電収入、15年間の総負担という観点から整理してみます。なお、本記事の数値は、2026年4月時点での公式サイトから参照しております。

比較の前提条件

今回比較するトモシエの想定は、2台用ソーラーカーポート・税込230万円のモデルです。条件は、発電容量6.675kW、年間発電量8,524kWh、自家消費量1,800kWh、買電単価35円/kWh、売電単価は1~4年目が24円/kWh、5~10年目が8.3円/kWh、11年目以降は8円/kWhで設定しています。ローンは固定金利2.75%、15年です。

一方、エネカリは2台用7.05kWモデルで月額4,500円、契約期間15年という条件で比較します。なお、エネカリはカーポート本体・工事費が月額料金に含まれないため、比較ではその費用を100万円と仮定しています。

項目 トモシエ エネカリ
想定プラン 2台用ソーラーカーポート 2台用ソーラーカーポート向けプラン
想定価格・初期条件 税込230万円 カーポート本体・工事費100万円を仮定
発電容量 6.675kW 7.05kW
年間発電量 8,524kWh
契約・返済期間 15年ローン想定 15年契約
月額 15,608円(頭金0円時) / 8,822円(頭金100万円時) 4,500円

月額だけでなく、実質負担まで見るのがポイント

見た目の月額だけを比べると、エネカリの4,500円はかなり抑えられているように見えます。トモシエは頭金0円なら月15,608円、頭金100万円を入れても月8,822円なので、支払い額だけならエネカリが有利です。

ただし、トモシエは発電した電気による売電収入と、自家消費による電気代削減が見込めます。つまり、毎月の支払額そのものではなく、そこからどれだけ回収できるかを含めて考える必要があります。

まずは、トモシエの収支シミュレーションの前提を整理すると次のとおりです。

項目 数値
年間自家消費量 1,800kWh
買電単価 35円/kWh
年間電気代削減額 63,000円
1~4年目の月平均売電収入 13,320円
5~10年目の月平均売電収入 4,459円
11~15年目の月平均売電収入 4,071円

実質負担を比較すると見え方が変わる

トモシエを頭金0円で導入した場合、月15,608円の支払いが発生しますが、売電収入を差し引くと1~4年目の実質負担は月2,288円です。5~10年目は月11,149円、11~15年目は月11,537円となります。

また、頭金100万円を入れた場合はさらに負担が軽くなります。1~4年目は月8,822円に対して売電収入が月13,320円あるため、実質では月4,498円のプラスです。5~10年目は月4,363円、11~15年目は月4,751円の負担となり、エネカリの月額4,500円とかなり近い水準になります。

期間 トモシエ頭金0円 トモシエ頭金100万円 エネカリ
1~4年目の月額支払い 15,608円 8,822円 4,500円
1~4年目の月平均売電収入 13,320円 13,320円 0円
1~4年目の実質負担 2,288円 -4,498円 4,500円
5~10年目の実質負担 11,149円 4,363円 4,500円
11~15年目の実質負担 11,537円 4,751円 4,500円

 

ここで注目したいのは、エネカリは月額が一定で分かりやすい一方、契約期間中の発電価値の扱いがトモシエとは異なる点です。比較時は、請求額だけでなく、発電によるメリットがどこまで家計に反映されるかまで見ておくと判断しやすくなります。

15年間の総負担はトモシエが優位

長期で比べると差はより分かりやすくなります。頭金0円で導入した場合でも、トモシエの15年間総負担は約160.5万円、エネカリは約181万円という試算です。頭金100万円を入れた場合は、トモシエの15年間総負担は約138.3万円となります。

比較項目 トモシエ頭金0円 トモシエ頭金100万円 エネカリ
初期費用 0円 100万円 100万円(仮定)
15年間の総負担 1,604,779円 1,383,299円 1,810,000円

 

月額の見た目だけではエネカリが安く感じられても、15年間で家計から出ていく金額まで整理すると、今回の試算ではトモシエが有利です。特に、ある程度頭金を入れられる場合は差がさらに広がります。

どちらが向いているか

毎月の支払いをシンプルに見たいなら、エネカリは分かりやすい選択肢です。月額4,500円で15年契約という設計は、家計管理のしやすさを重視する人に合っています。

一方、売電収入や電気代削減を含めたトータルの経済性を重視するなら、トモシエのほうが検討しやすい内容です。とくに長期目線で比較すると、月額の差以上に総負担の差が効いてきます。

まとめ

ソーラーカーポートは、月額だけ見て判断すると実態をつかみにくい設備です。今回の比較では、エネカリは月額の分かりやすさが強みである一方、トモシエは売電収入や電気代削減を加味した実質負担と15年間の総負担で優位という結果になりました。

導入時に気になるのは毎月の支払額ですが、本当に差が出るのは数年後から15年後にかけてです。ソーラーカーポートを長く使う前提で考えるなら、月額の安さだけでなく、どこまで回収できるのか、最終的にいくら残るのかまで含めて比較しておくと失敗しにくいでしょう。

この記事のライター

氏名:藤田 浩光
所属:GCエナジー株式会社

経歴

ソーラーカーポートの自社ブランド『TYPE』シリーズを展開するメーカーであり、販売・施工までを一貫して手掛けるGCエナジー株式会社の代表取締役社長。2015年より太陽光発電業界に従事し、施工現場の管理から営業・提案まで幅広い実務を経験。2019年に地方へ移住し自宅を建築。屋根上太陽光、ソーラーカーポート、V2H、EV車を導入し、エネルギー設備のある暮らしを自ら実践している。

 

保有資格

一級建築施工管理技士/二級電気工事施工管理技士/第二種電気工事士/太陽光発電アドバイザー/太陽光発電メンテナンス技士/スマートマスター/エコ検定

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