【2024年版】V2Hの導入にかかる価格は?設置費用や選び方のおすすめポイントを分かりやすく解説!
最終更新日:2024.07.3
V2Hは電気自動車やプラグインハイブリッド車と連動させて車の大容量バッテリーを住宅の電源として使うシステムです。V2Hを活用すると住宅の電気代削減になるため、SDGsの観点からも注目されている分野のひとつですが、導入するのにはどれくらいの費用がかかるのかが気になる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、V2Hの種類やコスト、設置工事の流れなどを紹介していきます。
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目次
V2Hを導入するとどんなメリットがある?
気になる価格の前にV2Hを導入するメリットについてお伝えします。
V2Hとは
V2H(Vehicle to Home)とは、「車から家へ」を意味する言葉で、電気自動車のバッテリーに蓄えた電気を住宅に給電して有効活用するシステムのことを指します。
電気自動車は自宅のコンセントから充電することは可能ですが、自宅へ給電することはできません。電気自動車から住宅に電気を供給するにはV2Hを導入する必要がありまです。
電気自動車とV2H機器をつなぐことで電気自動車が家庭用蓄電池の役割を担えるようになります。災害時などで電力が途絶えたとしてもV2Hを使って、エアコンやテレビ、冷蔵庫などの家電製品を稼働できるので、日常に近い生活を送ることができます。
ライフラインを電力会社だけに頼らず、車から自宅に、自宅から車に電力を供給することを可能にするシステムがV2Hなのです。
V2Hの導入メリット
続いて、V2Hを導入する3つのメリットについて解説します。
電気代の節約
V2Hを導入する一番のメリットは、電気代を節約できるという点です。
電力が安い夜間に電気自動車に電力を蓄えておいて、蓄えた電力を日中に使うと電気代の節約が可能になり、加えて電気自動車の走行コスト削減にもなります。
さらに太陽光発電を導入している家庭なら、余剰電力を電気自動車にためて利用することで、大幅に電気代を節約できるようになります。
災害時の備えになる
40kWh/62kWhのバッテリーの日産リーフ(ZE1型)であれば、フル充電しておけば停電時に一般家庭の約2〜4日分の電源として活用できるので、停電が長期化しても日常に近い生活を過ごせます。
災害時に備えてV2Hを取り入れたい方は、家庭用蓄電池よりも電気自動車の方がより長い時間電気を使用できるという点を覚えておくと良いでしょう。
V2Hの容量は家庭用蓄電池よりも多い
V2Hを導入して電気自動車を蓄電池として使用する場合、家庭用蓄電池と比べて容量が大きくなるので、停電時に長い時間電気を使うことが可能です。
家庭用蓄電池の平均的な容量は4〜12kWhほどですが、V2H対応の電気自動車の容量は、日産リーフで40kWhと大容量です。
充電時間を大幅短縮
V2Hを使って電気自動車に電気を蓄えた場合、一般的な家庭用200Vコンセントで充電する場合と比べて、最大2倍のスピードで充電できます。
たとえば、日産リーフ(40kWh)の充電の場合、標準の200Vのコンセントで16時間かかってしまいますが、最大出力6kWのV2Hを使用すると8時間で満充電できます。
毎日通勤で電気自動車を使う人は帰宅後にV2Hを使用して充電しておけば、翌朝には満充電した状態になるので大変便利です。
V2H導入に必要な機器と価格・値段
次にV2H機器の値段や各メーカーの特徴、V2Hに対応する電気自動車の種類や値段を簡単に解説します。
①V2H機器
はじめにV2Hを販売するメーカーと代表製品を3つ紹介します。
ニチコン EVパワー・ステーション
ニチコンは家庭用蓄電池のトップメーカーです。V2Hを世界で初めて開発したメーカーでもあり、「EVパワー・ステーション」という機器を販売しています。
「EVパワー・ステーション」はスタンダードモデルとプレミアムモデルが展開されています。
この機器の一番の魅力は、倍速充電できるという点です。
普通充電設備の半分ほどの時間で電力会社や太陽光発電から電力供給が可能となり、日産リーフの場合だと最短8時間でフル充電できます。
プレミアムモデルの場合、スマホアプリに対応していて、電気自動車への充放電の開始時間の設定、履歴や稼働状態の確認も可能です。
ニチコン EVパワー・ステーションの価格
EVパワー・ステーション | 価格 | |
スタンダードモデル(VCG-663CN3) | 見積対応 | 2年保証 |
プレミアムモデル(VCG-666CN7) | 見積対応 |
5年保証 |
オムロン マルチV2Xシステム
オムロンのマルチV2Xシステムは、家の電気と電気自動車の蓄電池をつなぐシステムです。
3つの安心出来る機能が特徴です。
停電時には自動切換えで、200V対応で全ての家電が使用可能です。複雑な設定や切り替え操作が不要です。IH調理器やエアコンなどの大型家電も動かすことが可能で、停電時も普段通りの生活が出来ます。
大きさとしても小型・軽量で壁掛けが出来ますし、外部ファンもなく静かで故障がしにくい設計となっています。海の近くや50度までの猛暑、積雪地帯にも対応し置き場所を選びません。
保証期間も10年と長く全国140か所のサポート体制が整っています。万が一の際に近くにサポート拠点が近くにあるのは安心して購入出来るのではないでしょうか。
オムロン マルチV2Xシステム KPEP-A | 見積対応 | 保証期間は10年 |
パナソニック eneplat
パナソニックが販売しているeneplatは電気自動車と蓄電池による同時充放電を実現しました。
これにより、太陽光発電を最大限効率的に活用して、EV車の充電または家庭用蓄電池への蓄電が行えます。
蓄電池、V2Hを後から増設可能であり蓄電容量を複数の仕様から選べる(ライフスタイルに合わせて9タイプ)ことも特徴の1つです。
設置時の離隔や意匠性を見直し、スマートな見た目であり、停電時も安心な全負荷タイプとなっています。
パナソニック eneplat | 見積対応 | 機器保証15年 |
②V2Hに対応しているEVまたはPHV
続いて、V2Hに対応している電気自動車を紹介します。
日産自動車 リーフ
電気自動車といえば、まず思い浮かぶのは日産のリーフではないでしょうか。
62kWhの大容量バッテリー搭載、航続距離は458km、補助金対象車の日産リーフe+G(2WD)を見てみましょう。
日産リーフe+G(2WD) メーカー希望小売価格:499万8,400円
EVバッテリーの保証
30kWh駆動用バッテリー |
24kWh駆動用バッテリー |
特別保証(故障が原因) |
新車登録から8年間または走行距離160,000kmまでのどちらか早い方 | 新車登録から5年間または走行距離100,000kmまでのどちらか早い方 | 5年または走行距離100,000km走行時のどちらか早い方 |
トヨタ プリウスPHV
プリウスPHVは日本初のプラグインハイブリッド車として2012年に発売開始となったセダン車です。
PHVは自宅や充電スタンドなどの外部電源から充電できる車です。ハイブリッドカーなので充電が少なくなるとエンジンとモーターで走行し、減速時には走行用のモーターが発電機となりバッテリーを充電します。
プリウスPHVはエントリーモデル、プレミアムモデルと展開されていて、モデルによって値段が異なります。
プリウスPHV メーカー希望小売価格:3,383,000円(税込)〜4,010,000円(税込)
プリウスの駆動用バッテリー保証
容量保証(故障が原因では無い容量低下) | メーカー保証(故障が原因) |
なし | 新車から5年間または10万km走行時点のいずれかの早い方まで |
三菱自動車 エクリプスクロス
プラグインハイブリッドEVのエクリプスクロスは、13.8KWhのリチウムイオンバッテリーを搭載したモデルです。
満充電の状態で一般家庭の最大約1日分※の電力量が供給可能です。
(※一般家庭での一日当たりの使用電力量を約10kWh / 日として算出)
エクリプスクロス M メーカー希望小売価格:3,848,900 円(税込)
エクリプスクロスの駆動用バッテリーの保証
容量保証(故障が原因では無い容量低下) | 特別保証(故障が原因) |
初度登録後8年以内 |
初度登録後8年以内 |
あると更に良いもの:太陽光発電
V2Hの導入にあたって太陽光発電は必須というわけではありませんが、効率よい電力運用につながりますので検討をおすすめします。
太陽光発電というと「電力会社に売るため」というイメージがあったかもしれません。
しかし、太陽光で作った電気を売るのではなく、「電気自動車に充電して自家消費する」ことで経済的に電気を利用することができるのです。
太陽光発電の余剰電力をV2Hで連系させ、電気自動車に充電し、夜間に自宅に給電して使用したり、電力会社の電気代が高い昼間に利用することも可能です。
あると更に良いもの:ソーラーカーポート
同じくソーラーカーポートもV2Hの導入にあたって必須というわけではありませんが、より効率的な電力の運用につながります。
太陽光パネルは住宅の屋根に設置されることが多いですが、ソーラーカーポートとはカーポートの屋根部分にソーラー(太陽光)パネルを設置した車庫のことです。
太陽光パネルをカーポートを設置することで、駐車スペースを有効活用して燃料費を削減するほか、災害時などの備えにもなります。
2台用のソーラーカーポートを設置した場合、年間54,000円の電気代削減、76,950円の売電が可能で、合計13万950円もの経済効果が期待できるでしょう。
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V2H設置にかかる本体価格や工事費の相場は?
続いて、機器の本体価格、工事費、V2Hを設置する流れについて解説します。
V2H設置における本体価格と工事費
V2H設置にあたっては、V2H機器本体価格と設置工事費がかかります。
V2H機器本体価格
V2H機器の本体を購入する際の金額は、先にご説明したメーカーや性能に加え、ケーブルの長さ、太陽光パネルの有無によっても異なります。
たとえば、国内ナンバーワンのシェア数を誇るニチコン「EVパワー・ステーション」は同じスタンダードモデルでも、ケーブルの長さによって、本体価格が以下のように異なります。
ニチコン EVパワー・ステーション
スタンダードモデル ケーブル(約3.7m) 見積対応
スタンダードモデル ケーブル(約7.5m) 見積対応
設置工事費
V2H機器の設置工事費用は、設置場所の状況、V2Hの機種や配線の長さなどによって異なります。
先の国内ナンバーワンのシェア数を誇るニチコン「EVパワー・ステーション」のスタンダードモデルの設置工事費は約30〜40万円ほどとなります。
ソーラーカーポートや太陽光発電も併せて導入する場合
2台用のソーラーカーポートを導入する場合、設置費用は180〜240万円、3台用だと250〜300万円ほど必要となります。設置は1日ほどで完了しますが、事前に設置場所の地盤調査や基礎工事が必要となります。
既にEV車を所有していて、V2Hの導入とソーラーカーポートの同時施工の場合の費用例をご紹介しておきましょう。
トモシエでは、2台用ソーラーカーポート+EVパワーステーション(プレミアムモデル)で300万円(税込)です。
また、太陽光パネルを設置する場合も、本体価格と別に工事費用も必要です。住宅によって、屋根の形状などが異なるため工法も変わり、工事費用もそれに伴って幅があります。
このようにV2Hの設置工事費用は、設置場所の状況や同時施工の内容などによっても異なりますので、現地調査での打ち合わせが大切です。
V2H設置の流れ
V2Hを設置する際は、施工業者に依頼し、機器の種類を決めるのが一般的となっています。V2Hの導入の流れは下記の通りです。
業者による現場調査
施工業者が現場を訪問し、工事費用の見積もりをします。
打ち合わせでは、機器の設置場所や配線経路などを業者と相談しながら決めていきます。
契約締結と申請
業者による現場調査が完了し、見積内容、提案内容に納得できたら、工事の契約となります。
契約後、V2H機器を家庭で使用するための申請手続きをします。申請はほとんどの場合が依頼先の施工業者が行ってくれます。
申請期間の目安は、太陽光発電が設置されているかどうかで大きく変わってきます。
太陽光発電が設置されている住宅であれば、電力申請や事業計画変更申請が求められます。申請期間は5〜6カ月ほどかかります。一方、太陽光発電が設置されていない住宅で必要となる申請は電力申請のみで、申請期間は1〜2カ月ほどとなります。
設置工事 電気工事
各種申請が完了した後は、機器の設置が行われ、工事が完了次第、V2Hを利用できるようになります。
V2H導入に関連する補助金を活用しよう
電気自動車の電力を自宅に供給できるV2Hですが、機器の本体価格や工事費など初期費用がかなりかかります。V2Hの購入や設置・電気自動車の購入にあたっては、補助金を活用するのがおすすめです。
V2Hの導入にあたって活用できる補助金は国と地方自治体の2種類です。
それぞれ条件や補助額などが異なるため、ご自身が対象となるかどうかを事前に確認しましょう。
①国が用意している補助金
令和6年度は電気自動車・燃料電池自動車等の普及拡大のため、「充放電設備・外部給電器」の導入をセットで支援する
経済産業省:「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」
という補助金が用意されました。
経済産業省の補助金
2024年6月より令和5年度補正予算「クリーンエネルギー自動車の普及促進に向けた充電・充てんインフラ等導入促進補助金」の申請受付が開始されました。
電気自動車・プラグインハイブリッド自動車向け充電インフラの導入補助事業として、「電気自動車・プラグインハイブリッド車に充電するための設備の購入費及び工事費の一部」や「V2H充放電設備の購入費及び工事費の一部、外部給電器の購入費の一部」が補助対象となるようです。
経済産業省の補助金
V2H充放電設備/外部給電器導入補助 | |
補助対象 |
|
補助対象者 | 対象設備を購入する①公共施設/災害拠点、②個人宅/その他施設 |
補助上限額 |
①公共施設/災害拠点 機器:上限75万円(補助率1/2) ②個人宅/その他施設 機器:上限30万円(補助率1/3)
|
補助対象とする基準 |
工事完了後、速やかに実績報告をいただき確定手続となります。申請者は補助金の交付決定を受けてからV2H充放電設備の発注や設置工事に着手してください。 個人宅へV2H充放電設備を設置する場合は、電気自動車等の保有が必須条件になります。 ただし、申請時に購入のための発注が完了している場合は、実績報告において |
申請期間 |
第1期 受付期間(令和6年):6月中旬~7月中旬 第2期 受付期間(令和6年):8月下旬~9月末 |
引用:「V2H充放電設備/外部給電器」の導入補助金の概要(令和5年度補正・令和6年度当初)
②各地方自治体の補助金
V2Hを購入する際、地方自治体からも補助金が交付されていますが、お住まいの地域や自治体によって、補助対象にV2Hが該当するか、また補助金額も異なります。
最新情報をチェックし、補助金を利用する際には販売・設置する専門業者に相談するようにしてください。
また補助金の申請は先着順となっていますので、決められた予算に達すると受付を終了してしまうので、ご注意ください。
状況に合わせたV2Hの様々な選び方おすすめポイント
V2Hを購入する上で優先したいことは人によって異なります。ここでは、V2Hを販売する各メーカーの価格やサイズ、使いやすさなどをそれぞれ紹介します。
本体価格で選ぶ
ここでは、ニチコン、デンソーの販売価格を例として比較します。
メーカー | ニチコン | ニチコン | オムロン | パナソニック |
製品名 |
EVパワー・ステーション(スタンダード) |
EVパワー・ステーション(プレミアムモデル) |
マルチV2Xシステム KPEP-A |
eneplat |
販売価格 |
オープン価格 |
オープン価格 |
オープン価格 |
オープン価格 |
サイズで選ぶ
続いて、各メーカーのV2H機器のサイズ・重さを紹介します。
メーカー |
ニチコン |
オムロン |
パナソニック |
製品名 |
EVパワー・ステーション(スタンダードモデル) |
マルチV2Xシステム KPEP-A |
eneplat |
サイズ |
W 809 × H 855 × D 337mm(突起物除く) |
W450 × H562 × D232㎜(ケーブルボックスを含む) |
W525 × H 770× D 162㎜(取付板を含む) |
重さ |
88〜91kg |
約21kg |
約35kg |
電力の供給タイプで選ぶ
「系統連系」か「非系統連系」か
V2Hの機器は1つの電力しか使えない「非系統連系」というタイプと同時にすべての電力を使える「系統連系」というタイプがあります。
系統連系のタイプは、通常時・停電時問わず、いつでも太陽光発電から電気自動車へ充電することができます。
一方非系統連系タイプは、停電時は太陽光発電で発電した電気を電気自動車に充電することはできません。
「特定負荷型」か「全負荷型」か
V2Hが住宅に電力供給するタイプには、「特定負荷型」と「全負荷型」があります。特定負荷型は停電時にV2Hを通じて給電する回路をあらかじめ決めておくタイプで、設定しておいた特定の家電に給電できる仕組みです。回路が限定されるので、電力消費は抑えられます。
一方、全負荷型は、特定負荷型と違い、家の中にある全ての回路に電気を流すことが可能です。そのため停電時にも普段と同じような生活を送ることができます。ただし、コンセントに接続したままの家電があると待機電力を消費してしまうので、使用しない家電のプラグは抜いておくとよいでしょう。
一般的に、特定負荷型よりも全負荷型の方が機器の価格は高くなります。
メーカー |
ニチコン |
ニチコン |
オムロン |
パナソニック |
製品名 |
EVパワー・ステーション(スタンダードモデル) |
EVパワー・ステーション(プレミアムモデル) |
マルチV2XシステムKPEP-A |
eneplat |
電力供給タイプ |
特定負荷型 |
全負荷型 |
全負荷型 |
全負荷型 |
災害時などで電力が途絶えたときに、どれくらいの電力を確保したいかをイメージして機器を選ぶとよいでしょう。
太陽光発電と連携できるかで選ぶ
太陽光発電の設置を検討している方は、購入予定のV2Hがうまく連動するか確認しておくことをお勧めします。
太陽光発電でつくった電気を電気自動車に充電したいと考えているのであれば、先にご説明した「系統連系」タイプのV2H機器が必要となります。
メーカー保証で選ぶ
V2Hのメーカー・機器によって保証期間が異なります。
メーカー |
ニチコン |
ニチコン |
オムロン |
パナソニック |
製品名 |
EVパワー・ステーション(スタンダードモデル) |
EVパワー・ステーション(プレミアムモデル) |
マルチV2Xシステム KPEP-A |
eneplat |
保証期間 |
2年 |
5年 |
保証期間は10年 |
機器保証10年 |
使い勝手の良さで選ぶ
同じV2H機器でも使い心地がメーカーによって異なります。
ここでは、ニチコン、オムロン、パナソニック、3つのメーカーのV2Hの特徴を挙げていきます。
ニチコン EVパワー・ステーション
ニチコン「EVパワー・ステーション」は系統連系型の高性能で低価格のV2H機器です。倍速充電機能が付いているのも魅力です。
スタンダードタイプは本体スイッチで操作、充電開始、停止時刻の設定や、満充電や推奨充電率の選択や給電時のバッテリー残量率も設定できます。
プレミアムモデルの場合、本体スイッチに加え、スマホアプリに対応していて、電気自動車への充放電の開始時間の設定や、履歴、稼動状態の確認も可能となります。
オムロン マルチV2Xシステム KPEP-A
オムロンV2Xシステムは、「V2X用パワーコンディショナ」と「EVユニット」が独立しているため、スペースを取らず、狭い住宅にも容易に設置が可能です。 また、「充電コネクタ」と「EVユニット」の分離が可能で、住宅環境に応じた最適な位置に設置ができます。他メーカーの太陽光パネルとも連携可能で、通常、異なるメーカーの製品との連携には互換性チェックが要されますが、オムロンV2Xシステムではその心配が不要で、安全に追加設置が可能です。
スマートフォンを使った遠隔監視&操作も可能で「モニタリング」と「制御」の操作が行えます。
パナソニック eneplat
パナソニックのV2H蓄電システムeneplatは、業界初となる、蓄電池と電気自動車(EV)を同時に充放電することができるシステムです。停電が発生した際には、最大6kWの大容量放電を行い、複数の家電製品を同時に稼働させることができます。蓄電池とV2Hの組合せが自在で、ご家族の増加や新たなEVの購入に伴う生活の変化にも、蓄電池やV2Hの追加設置が簡単に行えます。蓄電池の容量も3.5kWhから13.4kWhまでと、豊富なラインナップがあります。
操作性で選ぶ
ニチコンEVパワー・ステーション、オムロン マルチV2Xシステム KPEP-A、パナソニック eneplat、いずれのV2Hも、充電開始や停止などの基本操作は初めてV2Hを使用する人もわかりやすくなっています。
メーカー |
ニチコン |
オムロン |
パナソニック |
製品名 |
EVパワー・ステーション |
マルチV2Xシステム KPEP-A |
eneplat |
操作方法 |
液晶タッチパネル 充電開始、充電停止など、初めての方も簡単に操作できる |
本体手動操作 |
同梱されているネットリモコンにて操作。 |
スマホ操作 |
〇 |
〇 |
〇 |
まとめ
V2H導入の初期費用は決して安いとは言い難いですが、EV(電気自動車)とV2Hの組み合わせで、電気自動車に貯めた電力を住宅で利用できるようになり、電気代の節約・停電時の備えなど多くのメリットがあります。
またソーラーカーポートとV2Hを組み合わせて使用すると、電気代の節約になるほか、駐車場内のデッドスペースの活用や災害時の備えになるでしょう。
V2H導入にはV2H機器の本体価格と設置工事費がかかり、機器の価格は商品によってさまざま、工事費は設置場所にもよりますが、30万円~40万円ほどかかります。
しかし電気自動車やV2H関連の補助金を活用することで、初期費用の負担を軽減することが可能です。
最新の補助金情報もチェックしておきましょう。
カーポートがお得に手に入る上に、電気代高騰の解決策にも。ソーラーカーポート、V2H、蓄電池をご提案。全国1500件以上の豊富な施工実績のトモシエにお気軽にご相談下さい。 →無料見積もり、資料請求はこちら。 |